脊髄脊椎外来
地元の患者さんに、大学病院レベルの治療、手術を
脊椎とは、首から腰にまでの背骨のことで、脊髄とは背骨の中を通っている神経のことを言います。これらに何かしらの原因で障害を来すことで手足のしびれや痛み、マヒ、腰痛、などの様々な症状が出現します。
代表的な病気としては頚椎、腰椎の椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などが挙げられます。
まずはお薬やリハビリテーション、ブロック注射などで治療を行いますが、強い症状(マヒ症状や、歩行障害、激痛など)がある場合は手術を検討します。
また手根管症候群や、肘部管症候群、腓骨神経障害、足根管症候群、殿皮神経障害など様々な手足のしびれ、腰・お尻の痛みなどの原因となる絞扼性末梢神経障害の治療も行っています。
担当医の松本順太郎は福岡大学病院脳神経外科で脳神経外科全般の診療と外科手術、釧路労災病院で脊髄脊椎・末梢神経外科の専門的な治療、手術の修練を受けました。
2021年3月までは福岡大学病院脳神経外科で講師として、特に脊髄脊椎・末梢神経の分野では中心となって手術、治療を行ってまいりました。
2020年4月より少しでも助けになれればと当院、松本病院でも脊髄脊椎・末梢神経の外来、手術を開始いたしました。外来で診療していると苦しんでいる患者さんが多くいることに驚かされました。遠くまではいけないからと我慢している患者さんもいらっしゃいました。こうした患者さんの力になりたい、頼ってくる患者さんを助けたい。
「地元の患者さんに、大学病院で行っていたレベルの治療、手術を提供する。」そんな思いを胸に2021年4月より松本病院に帰ってまいりました。
手足のしびれ、肩や腕の痛み、かがむと腰が痛い、痛くて腰を伸ばせない、歩くと腰や足が重たくなる腰が痛くなる、足裏にしびれるような痛みがある、餅がついている感じがする、うまく歩けなくなった、手で細かい作業ができなくなった、などなど、脊髄脊椎・末梢神経疾患による症状は様々です。
患者さん、ご家族に優しい診療をモットーとしています。
症状がつらい場合、ちょっと心配になった、など受診する理由は色々あると思いますが、ご遠慮なく、ぜひいちど受診をご検討ください。
※福岡大学病院脳神経外科とも提携しています。大きな病院の方が安心という方、全身の合併症(心臓が悪い、呼吸器疾患がある、など)があり、当院で手術が難しい方は大学病院での手術も可能です。
医師紹介
副院長・脳神経・脊髄外科部長
松本 順太郎
資格
医学博士
日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脊髄外科学会認定医・指導医(代議員)
脊椎脊髄外科専門医
日本脳卒中学会専門医
日本定位・機能神経外科技術認定医
バクロフェンポンプ髄注療法施行医
臨床研修指導医